初診:2019年3月、18歳の女性患者M.Y.が側弯症の症状で受診しました。診断では、右上の角度が26度、左下が21度のS字型の側弯でした。患者の姿勢はわずかに一方に傾き、両肩の高さが違い、ストレートネックでした。右の股関節が左よりも5度高い事が判りました。

治療:治療計画は、2週間の集中治療、脊椎と頸部の牽引療法、椎間板水和療法、休眠筋の活性化療法です。これらの治療に加えて、M.Y.には一連のエクササイズも指導されました。これには姿勢矯正エクササイズ、核心筋の強化エクササイズ、首に自然なC字型へ回復するためのエクササイズが含まれていました。

結果:2週間の集中治療後、改善が見られました。角度は右上が23度、左下で15度に下がりました。患者は痛みと不快感の減少を実感し、姿勢の改善も見られました。

結論:治療計画は患者の側弯症を管理するのに効果的でした。集中治療、特定のエクササイズ、療法の組み合わせにより、曲率の度数が著しく低下し、同時に痛みも緩和されました。