医者に装具/手術
を勧められたら

側湾症という病気の歴史は100年以上にもなります

現代の医学の「治療」方法に多くの問題点が存在する事が指摘されています。

装具/手術を勧められたら

「治療」方法に多くの問題点が存在する

1. 経過観察と問題点

早期発見早期治療がカーブの悪化を防ぐ第一歩です。

2. 装具の治療と問題点

カーブの進行が早まり、周囲の組織も硬化してしまいます。

3. 手術治療の問題点

目先の変化ばかりが注目され、側湾症の根本原因を正すものではありません。

医者に装具
手術を勧められたら

側湾症という病気の歴史は100年以上にもなります。しかしこれだけ現代医学が発達しても、病院に何年通っても本当の意味で「回復」することが未だに実現されていません。 その原因は、現代の医学の「治療」方法に多くの問題点が存在する事が指摘されています。

日本の病院で側湾症の診断を受けると、重度に応じて「経過観察」「装具」「手術」という「治療」方法が用いられます。ただし残念ながらいずれも「治癒」に至るのは難しく、進行を緩めるにとどまることが殆どです。 それぞれの治療法と問題点は以下の通りです。

1. 経過観察と問題点
「経過観察」と問題点
「経過観察」の問題点
カーブがまだゆるやかな場合、進行しているかどうかを定期的にチェックするのみとなります。側湾症が「進行性」のものかどうかをみる期間となり、治療としては特に何も行いません。
進行性の側湾症の場合、観察をしている間に骨はカーブを描き続けます。その場合、「観察」は湾曲が治療器具の必要な範囲になるまで放置することを意味します。歯の治療をしないと歯並びが整わないのと同じで、骨が自然と整列することはありません。全ての病気と同様に、早期発見早期治療がカーブの悪化を防ぐ第一歩です。
2. 装具を使用した治療と問題点
「装具」を使用した治療と問題点
「治療器具」による治療の問題点

装具は多くの場合、骨が成長中の患者さんに使われます。コルセットやギブスによりカーブを支え、カーブの進行を抑えるために使用します。装具は時に痛みを抑えます。
最も一般的に使われている装具は脇下からお尻までのTLSO(アンダーアーム装具)で、プラスティックやファイバー素材を用いて体に合わせて作られます。側湾箇所によっては首から骨盤までのCTLSO(ミルウォーキー装具)が使用されます。これらの装具は1970年代までに改良され、現在も同じようなものが使用されています。
これらは通常一日22〜23時間装着し、背骨のカーブに圧力を与えます。器具の効果はそのデザインや治療医の技術によるだけではなく、患者が一日にどれだけの時間装着していたかにもよります。たいてい器具は特発性で重度ではなく手術の必要がない患者さんに使用されますが、子供に対して湾曲がそれ以上悪くなることを防ぐ為にも使われます。手術が必要となる前の成長期の子供のときに装着させ、不自然な背骨に進行するのを防ぐ目的で使用されるのですが、外したときに悪化します。

ギブスやコルセットはあまり効果が見られないだけでなく、骨の変形、装具による胃の圧迫による体重の減少、夏場は通気性の悪いコルセットにより汗疹でも悩まされる、おしゃれが出来ないなどの肉体的精神的苦痛を受けることがあります。なにより器具装着により背骨を支える筋肉やその他の筋肉、腱が衰えてしまい、カーブの進行が早まり、周囲の組織も硬化してしまいます。
3. 手術による治療と問題点
「手術」による治療と問題点
「手術」による治療の問題点
“成長期が過ぎれば、側湾症の進行も止まる” というのは日本でよく聞かれる間違った情報のひとつです。 カーブが50度を超える側湾症は特に、骨の発育終了後も進行するので整形外科では手術を勧められます。また装具を着用していてもカーブの悪化が止まらない場合も手術が進められます。
代表的な側湾症の手術は治療固定手術で、胸椎側湾症の場合には前方手術が行われます。これらの手術では脊椎にインプラントと呼ばれるスクリュー(ねじ)やフック、ワイヤーを設置します。その後、これらをロッド(棒)で連結し、弯曲した脊柱を治療します。インプラントを設置した範囲に骨盤から採った骨を置き、脊柱を治療した状態で骨癒合(こつゆごう)を図ることが手術療法において行われます。ただし、側湾を治療する代わりにある程度、脊柱の動きが制限されるようになります。
特発性側湾症の治療固定手術は出血量が多いこと、神経組織の近くに金属を入れること、側湾を治療する際に神経組織にも同等の治療が加わることから大手術が行われます。
他には固定術とは異なるVEPTERというものもあります。これは生後6ヶ月以降の骨格が未熟な胸郭不全症候群を適用としています。
心肺機能を著しく弱らせる等の重度な側湾症でなければ、「手術」はできるだけ避けるようにしたいものです。思春期突発性側湾症の手術は、一般的に95%の安全率、残り5%に合併症の危険があるものの、短期的には安全性は非常に高いものです。しかし手術をすることで背骨の動きが限られてしまい、骨を衝撃から守るクッションの役割をしている椎間板への栄養が妨げられます。椎間板は栄養を得ることが出来ずに、どんどん磨り減り退化していきます。すると、何年、何十年を経てから、神経は骨に圧迫されるようになり、あらゆるところに痛みが出るようになります。それは手術前の痛みより痛いともいわれます。手術のために背骨付近の筋肉を切ったり、椎骨に穴をあけたりするので、金属を一生取りはずすことは出来ません。側湾症患者の方にとって外見の変形という精神的苦痛は大きいものです。外見的なものを治すだけであれば、手術はとても有効でしょう。しかし、長期的にみたとき、行動は制限され、年を経た後に痛み止めと一生付き合っていくようになります。胸椎部分の側弯は、そのカーブにより心肺機能に影響を及ぼすことがありますが、重度の場合を除き、命に関わることはありません。現在の治療は、目先の変化ばかりが注目され、側湾症の根本原因を正すものではありません。

その前にできることがあります。

万が一、ご自身またはご家族・友人が「側湾症」と診断された場合、決して「経過観察」「治療器具(コルセット・装具)」「手術」しか治療法が無いとあきらめず、他にも方法があることを思い出してください。

残念ながら日本においてはカイロプラクティックの法制化が進んでいないため、世界最高レベルでのカイロプラクティックによる側湾症治療の理論・手法の進化にすっかり取り残されてしまっています。そのため日本国内では「側湾症」の場合は通常の医療機関へ通院する事になりますが、そのほとんどの手法は装具によって悪化スピードを緩めること、重度の場合は手術という方法であり、残念ながら根本的な側湾症の治癒につながるものではありません。これに対してCLEAR(クリア側湾症学会)を認定カイロプラクティックによる側湾症治療は、当院での実績 をご覧頂いてもわかるように、西洋医学と全人治療のカイロプラクティック理論を元に、 その根本原因から探り、年齢・性別・体力・筋力等にあわせた手法を用いて、本来の喜びにあふれた生活ができる「真の治癒」をもたらす可能性を大きく秘めています。

体では何億という細胞が働き、各臓器器官が一生懸命動き、自身を守り支えています。その一つ一つが調和して一つになり「体」を作っているのです。そのバランスを崩さない為にも、体は「部分」ではなく、「全体」で捉えたいものです。カイロプラクティックによるケアは、手術に比べて時間を要しますが、脳、筋肉、背骨に正しい背骨の形の情報を与えていくことで「背骨」だけではなく、からだ全体のバランスを正していきます。全体を整えていくことで、体は本来自然に持っている力を発揮するようになり、自然治癒力が上がっていきます。結果、何十年先には病気知らずになるでしょう。体は一生を共にします。自分の体、今後の人生において自分がどうありたいかをじっくり考えてください。

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